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日帰り手術について
日帰り手術とは
初診、検査を受けた後に手術治療が必要となった場合に、当院では日帰り手術を行っております。日帰り手術とは、手術当日に来院していただき、入院する必要なく、当日中に帰宅していただける治療法方です。当院では下肢静脈瘤の日帰り手術を行っておりますが、兵庫県内で、下肢静脈瘤の日帰り手術に対応している医療機関は多くありません。ほとんど入院が必要となっています。
本来、入院が必要な手術を日帰りで行えるようになったことは、手術時の麻酔法の進歩や手術の術式の進歩、医師がその研鑽を積むことで可能となっております。
日帰り手術のメリットとは
患者様にとって日帰り手術で治療を行う事は、3つのメリットがあります。
身体的な負担の軽減
全身麻酔や手術痕が大きくなると入院する必要があります。
日帰り手術では、全身麻酔を使わずに治療を行い、傷口も数ミリ程度~3センチ程度なので、体にかかる負担が小さく済みます。
精神的な負担の軽減
入院するとなると、入院の準備や周囲への気遣い(また逆に心配されます)が精神的な負担になる事が多くあります。日帰り手術で治療を行うと、その日のうちに帰宅していただけますし、翌日からデスクワークであればお仕事も可能なので、周囲に報告をしなくても治療が受けられます。
経済的な負担の軽減
治療にかかる費用に関して、入院治療に比べて、日帰り手術は入院費がかからないのでその分の費用が安く済みます。総額の治療費が安くなるのがメリットの1つです。また、手術も全身麻酔や腰椎麻酔を使わないので麻酔方法でも治療負担が安くなります。
日帰り手術の注意点
上記に記載したように日帰り手術には大きなメリットがありますが、皆様に日帰り手術が提供できるとは限りません。そのために手術前にしっかりと検査を行い、日帰り手術に対応できるかどうか確認してからの実施となります。また、日帰り手術とは、日帰りで治療が完了するということではなく、自宅で療養していただけるということです。手術後の注意点もしっかりと確認していただく必要があります。
下肢静脈瘤の日帰り手術について
下肢静脈瘤の日帰り手術の手術後の日常生活について。
手術当日
- 手術後、帰宅していただけます
- 自分で車の運転をすることは可能ですが、注意して行ってください
- 歩いて帰宅していただくことは可能です
- シャワー浴は翌日から可能です
手術翌日から
- 軽いデスクワークは行っていただけます
- 力仕事や激しい運動は様子を見ながら行うようにしてください。
- シャワー浴は行っていただいて構いません。
- 長期出張や海外旅行はできれば1ヶ月ほど控えてください
- 弾性ストッキングを着用してください
通院について
- 術後翌日~3日後に1度来院してください
- その後は1週間後(経過観察)、1ヵ月後・半年後(超音波検査)に来院してください
- 通院で問題がなければ治療完了となります
※1ヵ月後・半年後の通院では、手術後の経過を内面的にもチェックするために超音波検査を行います。