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心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーション
運動は、何よりもあなたを健康にする最高のお薬です
心臓リハビリテーションとは、狭心症、慢性心不全、慢性閉塞性動脈硬化症の方、またカテーテル治療の術後、心臓手術後といった循環器疾患を抱えた患者さまを対象とした運動療法です。
- ウォーキング
- ジョギング
- 水泳
- ジャズダンス
- 太極拳
これらの運動を通じ、心臓の機能を回復させます。
一般的には、ウォーキングを選ぶ方が多いようです。
「心臓が悪くなっているのに、運動なんてしていいの?」とおっしゃる方もおられますが、私たち人間の心臓は1日に10万回ほど脈打ちます。
その中で、たとえば1日30分ほど、少し早めに歩く「ややきつい」程度の運動であれば、その負荷はないものと同じくらい、軽いものです。
しかしそんな負荷であっても毎日続けることで、体全体の血液の循環量があがり、だんだんよい影響をおよぼすようになります。
心臓リハビリテーションの効果
①心肺のもつ本来の機能を引き出し、体力を回復させます。
②筋肉や骨を鍛え、老化を防ぎます。
③血栓の発生を防ぐことにより、冠動脈の狭窄や、血管の動脈硬化などの危険性を減少させます。
④心臓の機能回復により、不整脈を減少させます。
⑤自律神経が安定することにより、ストレスを減少させます。
運動は、その方法や強度を正しく調整すれば、高血圧、不整脈、狭心症などあらゆる症状に、どのような薬よりも効果があります。
さらには肉体的・精神的なアンチエイジングにもつながります。
当院では、15年以上の心臓リハビリ経験を生かし、患者さまに最適のリハビリテーションプログラムを提供しております。
どのくらい運動すればいいのでしょうか
急性期であれば心拍数や心電図モニターによる常時監視を行いながらの運動となりますが、慢性期であれば監視の必要は特にありません。
一般的には、平常の脈拍から見て10~30%増える程度の有酸素運動を行います。
1回20~30分として週3~4回が目安です。
これらを心臓超音波、心臓カテーテル検査、呼気ガス分析、そのほか運動負荷試験で評価していきます。
リハビリテーションを安全、的確に行うためには、こうした医師による評価を疾患の状態に合わせて行うことが重要です。